MACSima 多重タンパク質発現解析の詳細情報

サンプル受け入れ条件

  • 弊社より提供する専用スライドガラス(HistoBond®+M adhesive microscope slides)に切片を貼り付けていること。
  • 選択するフレーム(MACSwell™ Imaging Frames)のサイズに合わせた位置に切片を貼り付けていること。
    • 試薬の漏出を防ぐため、切片は必ずサンプル貼付領域の「少し内側」に貼り付けてください。枠からはみ出さないよう、必要に応じてサンプルのトリミングをお願いします。
  • 切片の厚さ
    • OCT包埋(Tissue-Tek O.C.T. Compound等)された新鮮凍結・固定凍結切片:8µm厚
    • FFPE切片:3µm厚
  • FFPEスライド作製時の事前処理:
    • 切片を貼り付けたスライドはヒートプレートに乗せ、40℃で45分加熱してください。
    • その後、インキュベーターに移し40℃で一晩乾燥させてください。
    • スライドの保管期間は1週間以内です。
  • ヒト生体試料・臨床検体の場合:情報が匿名化されていること。
  • 事前検証用スライドの準備:代表的な抗体による検証等を行うため、本番用とは別に事前検証用スライドを2枚以上ご準備ください(あらかじめ合計3枚以上をご準備いただきます)。事前検証用は発注内容にかかわらず「チャンバー小」のサイズで、1well分の領域に貼り付けてください。

抗体の選択の注意点

蛍光標識がついた抗体を使用してください。3rd party抗体やお客様がすでにお持ちの抗体に蛍光標識を付加して使用することも可能です。

蛍光標識:必ずFITC、PE、APCの3種類から選んでください。波長が同じような蛍光標識であっても、上記以外の蛍光色素では消光できない場合があります。

Cell Segmentation(細胞境界の推定)について

MACSimaでは、核(DAPI)のシグナルを用いてCell Segmentationを実施し、細胞を定義します。 Cytokeratin等を追加して細胞質を染色することで、Cell Segmentationの精度をさらに向上させることが可能です。細胞のセグメンテーションやアノテーションは、納品物に含まれる解析ソフトウェア「MACS® iQ View」を用いて実施いただけます。 

Cell Segmentationについて

Xenium In SituではDAPI染色した核の位置情報を起点として機械学習により細胞の領域を予測していましたが、Cell Segmentation試薬オプションが追加されました。(Prime 5Kでは標準。v1ではオプション)

サンプル送付の注意事項

サンプル送付の際には以下の点を確認し、平日10:00〜17:00に到着するよう配達日時をご指定の上お送りください。

  • サンプルを貼り付けたスライドガラスはスライドメーラーに入れ、チャック付の袋に入れて乾燥剤(シリカゲル)を同封してください。さらにフリーザーバッグの中に入れ、できるだけ空気を抜いて口を閉じて密閉してください。
  • (FFPEの場合) 発泡ケースに冷媒(ケース内が室温を保てる程度の量)を同梱の上、クール便にて弊社までお送りください。
  • (新鮮凍結・固定凍結の場合) スライドガラスの予冷は必要ありません。薄切後、速やかに発泡ケースにドライアイスを同梱し、冷凍便にてお送りください。

切片の剥がれに関する注意事項

皮膚のように脂肪の多い組織は剥がれやすいサンプルの1つです。新鮮凍結の場合は特に剥がれやすいためFFPEでの実施をお願いします。

  • FFPEの場合:脱パラフィンや抗原賦活化の段階で剥がれが見られた場合には原則として実験を中止し、スライド作製からやり直すことが可能です。稀少検体でスライド再作製が困難な場合など、多少の剥がれがあっても実験の続行を希望される場合は、事前にサンプルシートにその旨(例:剥がれが2割以下の場合は続行など)をご記入ください。
  • 新鮮凍結の場合:実験中に剥がれを確認できる段階がないため、実験開始後にやり直すことはできませんのであらかじめご了承ください。