MACSima 多重タンパク質発現解析

  • 組織切片を用いた多重タンパク質発現解析プラットフォームです。
  • 免疫・腫瘍・神経系を中心に600種類以上の抗原に対する検証済抗体に加え、ユーザーによるカスタム抗体が使用可能
  • 約0.7µmの細胞解像度で解析
  • 新鮮凍結・FFPE・固定凍結(PFA固定)サンプルに対応。アーカイブされた検体がすぐに利用可能
  • Xeniumで空間的遺伝子発現解析を実施した同一スライド上で、MACSimaによるタンパク質解析を実施することが可能

解析可能なサンプル

サンプルホルマリン固定パラフィン包埋組織(FFPE)
新鮮凍結組織
固定凍結組織(PFA固定)
動物種ヒトまたはマウスの組織
(※3rd party 抗体の場合は対象種を問いません)
解析メカニズムMICSテクノロジーを利用し、数百種類以上の検証済抗体から選択して多重免疫蛍光染色を実施し、タンパク質発現を検出する
サンプル受け入れ条件弊社指定のスライドガラス(HistoBond®+M)を使用し、指定のフレームサイズに合わせて切片を貼り付けていただきます。FFPEは3µm厚、新鮮(固定)凍結は8µm厚で薄切してください。
詳細情報ページにまとめております。

使用可能抗体・パネルについて

MACSimaでは、Miltenyi社が提供する600種類以上の検証済抗体(ヒトFFPE:400以上、マウス新鮮凍結:200以上)が利用可能です。

  • ヒトFFPE癌免疫ベースパネル (マウスについては今後拡大予定)Miltenyi社検証済抗体の中から、特におすすめの抗体を選抜しました。任意の組み合わせでご利用いただけます。
    • 細胞同定: CD3, CD4, CD8a, CD20, CD45, CD68, CD11b, CD163, FoxP3
    • 腫瘍: pan-CK, Ki67 
    • 免疫チェックポイント: PD-1, PD-L1
    • 構造: α-SMA, Collagen I, CD31  
  • 3rd party抗体 : お客様がお持ちの抗体も、蛍光標識(FITC, PE, APC)を追加することで使用可能です(事前検証オプションあり)。

納品物

  • MACSima 出力データ: 連結した蛍光画像、生データ(バックグラウンド画像含む)、および細胞境界を特定するCell Segmentation情報。
  • MACS® iQ View(1年間有効ライセンス): データの閲覧や、細胞アノテーション、UMAP作成などが可能な解析ソフトウェアのライセンスをご提供します。
  • 情報シート: 解析方法や使用した試薬などをまとめたレポート。 ※膨大なデータとなるため、SSDに格納した上で郵送にて納品いたします。

料金・納期

チャンバー小チャンバー中標準納期
貼り付け可能面積
(最大解析領域 (ROI)
8 mm  x 17 mm
(50 ㎟)
21.25 mm  x 17 mm
(75 ㎟)
基本料金
(スライドガラス1枚あたり)
1枚目   ¥260,000
2枚目以降 ¥182,000
1枚目   ¥310,000
2枚目以降 ¥217,000
6週間
抗体使用料
1抗体あたり、
1スライドあたり
ベースパネル
ヒト  ¥5,300/抗体
マウス ¥2,100/抗体
Miltenyi抗体
ヒト  ¥29,300/抗体
マウス ¥12,100/抗体

3rd party    
¥1,050/抗体
ベースパネル
ヒト  ¥10,500/抗体
マウス   ¥4,300/抗体
Miltenyi抗体
ヒト  ¥34,500/抗体
マウス ¥14,300/抗体

3rd party       
¥2,150/抗体

※料金(税別)は基本料金+抗体使用料になります。
※2枚目以降の基本料金割引や、Miltenyi抗体の使用料(ヒト29,300円/抗体など)の設定がございます。お見積りはお問い合わせください。

オプション・その他費用

  • 3rd party抗体検証費(抗体はお客様より支給):67,000円 / 抗体
  • 出力データが2TBを超える場合(20抗体・5x5mm解析等が目安)、追加の納品用SSD費用が発生します。

ご依頼前のチェック項目

  • 事前に代表抗体等を用いた検証を行い、切片の剥がれの有無や自家蛍光を確認します。事前検証用(2枚以上)と本番用を合わせ、あらかじめスライドを3枚以上ご準備ください。
  • 解析領域(ROI)は、矩形や円形などでご指定いただけます。チャンバー小で最大50㎟、チャンバー中で最大75㎟(最大5mm x 5mm程度が目安で、最大面積の範囲内で複数箇所指定。)となります。大きすぎる領域はオートフォーカスが取れない可能性があります。
  • サンプル受け入れ条件、事前ご確認事項を「詳細情報」ページにまとめておりますので、ご確認ください。

よくあるご質問

切片の貼り付け面積、解析可能領域のサイズを教えてください。

MACSwell™ Imaging Framesのサイズに合わせて貼り付けていただきます。チャンバー小は8mm x 17mm、チャンバー中は21.25mm x 17mmの枠内となります。必ず枠からはみ出さないよう、少し内側に貼り付けてください。

Xenium In Situで解析した後のスライドを使用できますか。

はい、可能です。Xeniumで空間的遺伝子発現解析を実施した後のスライドをそのままMACSimaで解析することが可能です。ただし、Xeniumの解析可能領域(約1cm x 2cm)は非常に大きいため、Xenium解析終了後にサマリーをご確認いただき、MACSimaでの解析に適した範囲(ROI)をご選択いただきます。

カスタム抗体を使用する際の注意点はありますか。

お客様支給の抗体を使用する場合、あらかじめFITC、PE、APCのいずれかの蛍光標識を行い、濃度検討を実施した抗体をご提供ください。弊社での本番解析前に、染色性や最適濃度の事前検証を実施いたします(弊社より、検討用のBufferをご提供することが可能です)。

実験中に切片が剥がれてしまうことはありますか。

サンプルの状態により、実験中に切片が剥がれる場合があります。事前検証で剥がれにくい条件を探索しますが、本番で剥がれないことを保証するものではありません。FFPE組織の場合は、脱パラフィン等の段階で剥がれが見られた際に実験を中止し、やり直すことが可能ですが、新鮮凍結切片の場合は途中で確認できないためやり直しができませんのでご了承ください。